ネット誹謗中傷・風評被害 体験談
仕事の成果を誹謗中傷で否定されたケース
女性の社会進出が目立っているといわれています。わたしもOLとして毎日一生懸命働いています。しかしそんな状況を快く思わない人もいるようです。出る杭は打たれる、というのでしょうか。男性から、あるいは同性からも冷たい目で見られてしまうことがあるのです。
わたしの例を挙げてみましょう。営業で働いていたわたしはある取引先の企業との交渉で無事契約をとってくることに成功しました。わたしとしてはその会社に勤めて初めての大仕事。とても誇らしい気分になったものです。実際上司もわたしのことを褒めてくれました。
ところが、その後とんでもない書き込みがネット上に見られるようになったのです。匿名の掲示板での書き込みだったのですが、実名こそ明かされていないものの、イニシャルと働く環境から見る人が見ればすぐにわたしだとわかる人物についての「事実」が書かれていました。それによるとわたしが仕事を取ってくることに成功したのは取引先の担当者と男女の不適切な関係があったからだというのです。腹立たしい言い方をすると体で仕事をとってきたというわけです。
これはわたしのOLとしての評価を下げるだけでなく、女性としての品位を著しく損ねるものです。そんな内容が投稿した本人は匿名で、誹謗中傷された人間は誰だかわかってしまうような形で公開されるなど信じられません。その掲示板の誹謗中傷対策はどうなっているのかと憤りを覚えました。こうした恐ろしいことがあるだけに、ネット社会との付き合いは慎重に行うべきだとしみじみ思い知らされました。