2ちゃんねらーは、電子掲示板サイト２ちゃんねるのユーザー（毎日掲示板に常駐する利用者）を指し、2ちゃんねるの持つ匿名性が、これまでの風評被害に大きく影響している点は拭えません。2ちゃんねらーの非難対象は主に、芸能界、マスコミ、大手企業、学校、鉄道事業者、派遣会社、警察などであり、その他、公務員、犯罪者、発達障害者にまで矛先が及んでいます。

度が過ぎたクレームをつける消費者をクレーマーと呼び、クレーム処理が煩雑な企業の場合、クレーマーは腹いせとして、動画サイトやブログ利用し、多くの消費者へ苦情の内容を発信し、風評被害へと発展します。しかし、何か苦情を言おうとして企業へ問い合わせたら、定型的なやりとりで延々と待たされれば、消費者の不満も爆発しやすくなるため、企業側の改善も必要とされることもあります。

悪質ブロガーは、非難的な記事を中心に、ブログ（Webページ上の日記や記録）を公開・運営している人のことを指します。嫌がらせや業務妨害などの意図、あるいは単純に愉快犯的な目的、アクセスカウント数やアフィリエイト収入を効果的に稼ぐ為にブログへの耳目を集める事などを目的とした、おたくや著名人などを対象とした誹謗中傷、他にもブログの持ち主の偏った思想・性癖・妄想・政治理念などに基づいて記述されたブログも多いようです。

評論家はフリーランスジャーナリストなどのライターが自称する場合が多いようです。評論家の言動には、名誉毀損や営業妨害に該当する内容が多分に含まれる場合があり、「評論」を通じて欠点や弱点の暴露や痛烈な批判を繰り返し開陳することで、批判的な世論を形成したり、対戦競技の場合はライバル選手に有利な情報をもたらすことで、極論すれば評論家が評論の対象とした人物の職業生命を直接に脅かす事が可能になる場合もあります。

モンスターペアレントとは学校などに対して自己中心的で理不尽な要求をする親を意味します。基本的には直接教員にクレームをおこなうものが多いが、校長や教育委員会など、より権限の強い部署にクレームを持ち込んで、間接的に現場の教員や学校に圧力をかけるという形式も増えています。これらのことが、風評被害へとつながる傾向が増えているようです。

今の自分は本当の自分ではないと信じ、いつまでも夢を追い続ける人、例えば、理想の職を求めて定職につかず転職を繰り返す人や、理想の医者を求めて受診する医療機関を頻繁に変える人や、理想の結婚相手を追い求めていつまでも実在の相手を拒否し続ける人などのことを青い鳥症候群と呼びます。このような症状を持つ人物は「自分が悪いのではなく、社会が悪いのである」と考え、企業に対し誹謗中傷を起こす傾向にあるようです。