例えば、NEWSサイトでは様々な機関や媒体と提携してコンテンツを提供しており、このよなサイトで報じられた記事内容は、多数のポータルサイトに一度に配信され、多くの読者がその記事を閲覧することになります。仮にその報道が誤報であり、報道機関が謝罪した場合でも、ネット上に露出してしまった誤報情報を全て消すことは不可能でり、これにより倒産、または、経営が大きく傾く原因となってしまった事例があります。また、同じ社名、または似たような社名の会社が不祥事を起こした場合に、混同されて評判を落としてしまう事例もあります。

購入した商品に不満をもった消費者や悪質なクレーマー、または、会社の業務や待遇に不満をもち退職した元社員やアルバイト店員による、2ちゃんねる掲示板や口コミサイトを利用した、悪口投稿です。この書き込みの中に、個人情報などが含まれていない場合、管理者によって削除されることはほぼないため、悪い噂と悪い情報だけが広まってしまう原因となっています。

Q&Aサイトの場合、事実とかけ離れた批判的な情報が書き込まれる場合があります。
この背景には、質問の回答者に対してポイントが付与されるシステムが組み込まれており、このポイントを目当てとするユーザーが、曖昧な回答を行うといったことが多く発生しているところにあります。もちろん、中傷を行う目的ではないユーザーが、親切のつもりで発言した回答が、企業にとって風評被害の原因となってしまうことも多々あります。