ネット誹謗中傷・風評被害 体験談
学歴・経歴を公開されてしまったケース
日本は学歴社会と言われています。高学歴でなければよい仕事に就くことができない、という点だけでなく、就職した後も学歴で評価されてしまう面があるのです。そんな学歴社会の一面をネット上で触れることになりました。
ネット上の掲示板でわたしの個人情報が公開されていたのです。かなり有名な掲示板で、検索エンジンでも上位表示されるようなところです。よく誹謗中傷対策のために逆SEO対策が注目されていますが、そういった対策が必要になりそうな掲示板です。そこでわたしの学歴と経歴が公開されており、それを根拠にわたしは三流のサラリーマンであると書かれていました。この程度の大学しか出ていないだから将来もたかが知れている、と。
さらに恐ろしいのはその掲示板の内容に対するコメントの中に同意するようなものがあったことです。よほど自身の学歴に自信を持っているのでしょうか。わたしのことなどまったく知らず、どんな仕事をしているのかも知る由もない人たちが学歴と経歴だけで好き勝手に評価しているのを見てわたしは恐ろしさにゾッとさせられたものでした。
こんな誹謗中傷がまかり通るのも学歴社会ゆえでしょうか。わたし自身はべつに学歴を隠そうとは思いませんし、マイナス材料とは思っていないため、この個人情報の公開で被害を受けた感覚は持っていませんが、困惑させられ、怒りを覚えたのは事実。こうした行為がまかり通るようなことがないよう、ネット社会の成熟を求めたいところです。