ネット誹謗中傷・風評被害 体験談
誹謗中傷で仕事の評判を落とされたケース
ネットとはいかに便利で、いかに恐ろしいものなのかを痛感させられた出来事がありました。わたしは営業担当のサラリーマンとして働いています。決して優秀な人材とはいえませんが、それなりにコツコツと働いてキャリアを重ねてきていると自負しています。しかしそんなキャリアも自負もネット社会によってあっという間に破壊されてしまう恐れがあるのです。
きっかけはある企業のブログでした。社員によって運営されているブログなのですが、明らかにわたしとわかる人物が登場したうえ、まるっきり無能な人間のように書かれた内容が掲載されていたのです。その企業はわたしの勤務する会社が日ごろお付き合いさせていただいているところで、わたし自身実際に取引に関わったことがあります。話し合いが合意に達しないケースなどもありましたが、とくにトラブルもなくうまくこなしてきたと思っています。しかしそのブログではわたしが強引に話を推し進め、向こうの都合を無視して押し付けてくるので迷惑している、などと書かれているのです。
実名こそ書かれていませんが、その企業の人はもちろん、わたしと付き合いのある人ならすぐに特定できるような内容です。このブログの内容を見て信じてしまった人はわたしのことを交渉能力もない無能なサラリーマンとしてしまうかもしれません。企業と関わるブログだけに逆SEO対策などを行うのも難しく、どうにもならない点も腹立たしいものでした。
こうしたケースによってキャリアを台無しにされる恐れもあるわけです。ネットの扱いにはつくづく注意したいと心から思わされました。